父の収集していた品物を出品させていただきます。この品は、京都の真葛焼 先代宮川香斎作のお茶碗です。茶碗の説明として、瑠璃釉地に白金〔プラチナ〕を用いて、金襴手を施した品で、絵としては、菊花の絵になっていて、腰には捻子腰という加工がなされています。茶だまりには「貴」の文字があり、菊の絵と貴の字という取り合わせで、より尊いお茶碗となっているように思います。箱はもちろん共箱になり、表千家先代家元の而妙斎〔現在は宗旦〕の書付となっています。また、外箱が共の箱が添っています。お茶碗の状態は、すこぶる良いものであります。少し時代のものです。写真をご覧になり、ご判断ください。私は素人ですので、父から聞いたり、調べての出品になります。サイズとしては、直径、12.0㎝。高さは、8.1㎝です。